Let's レン耐 Rd.11 明智8Hr耐久レース 参戦記

開催日:2010.8.1(日)


 5月に引き続き、元GPライダーである青木拓磨氏主催のレンタルバイクレース『Let'sレン耐』に誘われて参加してきました。今回は鈴鹿8時間耐久レースさながらの明智ヒルトップコースで開催される8時間耐久レースです。今回は5月参加時の『YYRT』ではなく、『クシタニ浜松&ホンダドリーム浜松東』としてクシタニ浜松にお勤めの方やホンダドリーム浜松東店の常連さんでの参加です。
 当日は朝7時からの受付けだったので睡眠時間2時間余りにもかかわらず朝3時過ぎに自宅を出発し、かつて一度だけ行った時の記憶を頼りにナビ誘導の山間部の県道走行を避けて国道257号線経由で少し大回りをして6時頃、岐阜県にあるミニバイクレースの聖地として有名な明智ヒルトップサーキットに到着しました。参加者の中には前日から来てキャンプをしているチームもありました。7時前になると続々と参加者が到着してきます。前日から車中泊をしていた我らのチーム代表であるmori-moriさんの指示により割り当てられたピットエリアにターフテント等を設営して長丁場に備えます。
 
お馴染みのレン耐バナー
本日は50ccと100ccの混走
我がチームのピットブース

  拓磨氏によるルール説明とサーキット走行にあたっての注意事項のブリーフィングのあと、30分間の練習走行が行われます。レン耐は途中給油ができない燃費レースの側面もあるのであまり速いペースで周回するチームは途中、ガス欠に見舞われる可能性もあります。この練習走行もレース中の燃費に影響するのでボクを含めて明智初走行の3人がコース確認レベルで走行する事になりました。我がチームの車両はゼッケン6番の100ccエイプ。しかし練習走行とはいえ全く馬力が出ていない印象です。他の2人も同じ印象を抱いたようで50cc車両にも加速で置いて行かれる状態でした。そんな車両コンディションに不安を感じながら、いよいよスタート時間を迎えます。
 参加者はレン耐にフルエントリーしている常連組から初参加チームまでさまざま。また遊びレースなのでコスプレもOKとういう事でメイド服や着ぐるみ姿で走行しているライダーもいます。これが結構、速かったりするのでクヤシイです。そしてルマン式スタートで8時間のレースがスタート。レン耐は気軽に参加してレースの雰囲気を楽しむのがコンセプトなので、速いチームは簡単には勝てない様にさまざまな障害(?)が用意されています。たいていはピットイン毎になにかしらのお題をクリアしなければなりません。今回は3の倍数となるピットイン時にお題が設定されました。ピットイン回数はチームごとに参加ライダーの平均体重で決められ、我がチームは18回のピットインが義務付けられました。前回参加した時には腹筋50回やら腕立て伏せやら乾いた身体には厳しい煎餅の一気食いなど行われましたが今回はどんなお題が課せられるのか? 果たして前回と同じく、ふ菓子食べやラムネ一気飲み、腕立て伏せや腹筋などなど。チーム一丸となってクリアしライダーを送り出します。

参加者には仮装しているライダーも  ルマン式スタート ピットイン時のお題チャレンジ中 

  レースも3時間以上が経過したちょうどお昼時にマーシャルバイクがコースに入りフルコースコーション。マシンチェックと給油が行われる間にチーム対向のアトラクション、バケツリレーが催されます。この上位5チームとブービーには走行周回数が加算されるボーナスが与えられる事になりました。我がチームがチーム員の機転によりブービー狙いで見事、10周のボーナスをゲット。これが最後に効果を発揮するとはこの時は誰も知りません。チーム員が用意した発電機や電磁調理器で素麺が振る舞われました。暑い中を走行してきたので冷えた素麺はたいへん美味しく頂けました。
 我がチームは8人体制で約20分〜25分スティントなので1人2回ずつの走行となります。6号車のエイプは午後になっても全くエンジンが走らずに50ccにも加速で置いて行かれる始末です。チームメンバー全員がエンジンが走らない状態を指摘したので、もうこれはマシンコンディションがハズレだったというべきでしょう。2回目の走行でツームエースがようやく61秒台を出しますが、ボクは明智初走行という事もあって63秒がベストタイム。タイムを詰める武器がないので黙々とラップを刻む事しかできません。ボクはみんなより1速低いギアで周回していたらしく、もう1段高いギアでブレーキを多用せずにエンブレを活用して走行するミニバイクの王道テクニックをアドバイスをしてもらいますが、ビックバイクの乗り方が染みついているのでミニバイク特有の走行がなかなかできません。また路面は意外とグリップするものの適度に荒れていてギャップでステップやらマフラーやらが左右共に擦れてしまいます。あまり車両を倒しこまずに旋回性を上げたいのですが、基本リーンウィズ走行なので左右のスライダーは依然新品状態です。(涙)
 またレン耐常連組は信じられないような速度でどこからでも抜いてくるので気が気ではありません。(ちょっと危ないデス) なぜならレン耐では転倒すると5000円の罰金を支払わなければならないからです。抜かれるのは構いませんが罰金は嫌です。
 そしてあっという間に8時間が経過しチェッカー。P-LAPの故障もあって周回数の集計に時間がかかり、拓磨さんのほろ酔いトークが炸裂して時間を繋ぐ事1時間。ようやく最終結果が発表されました。全くエンジンが走らないバイクに苦戦しましたが我がチームは100ccクラスで見事、5位入賞となりました。当然、昼休みのバケツリレーで稼いだ10周のボーナスが効いています。これがなければクラスブービーだったかも。レン耐の冠スポンサーであるレプソルオイルやRSタイチ,BSタイヤの賞品をゲットしました。しかし5位のトロフィーに問題発生! トロフィーには前週に開催された筑波6時間耐久の5位入賞とプレートが貼られていたのです。どうやらスタッフが前週分のトロフィーと取り違えてしまった様です。後日、あらためてもらえる事にして入賞者全員で記念撮影。 仲間とワイワイと1日中、レースを楽しめました。

無様なコーナリングフォーム 5位入賞で満面の笑み 入賞トロフィー

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